マスカレードホテルを見て
ついに昨日連続投稿が途絶えました。
最初は毎日更新のつもりではなかったので、良いやめ時を見つけたと思ってます。
ブログを更新せずに、昨日は今上映中の「マスカレードホテル」を見に行きました。
http://masquerade-hotel.jp/sp/index.html
東野圭吾原作の小説を映画化したものですね。
中学時代に、この作者の本はよく読んでいたのもあって見に行きました。
話の筋としては、
予告型連続殺人事件の次の犯行現場として指定された高級ホテル。犯人もその目的も全くわからない警察は、ホテルへの潜入捜査に踏み切る。しかし、ホテルにそれぞれ偽りの仮面を被った客が訪れてきては騒動を起こす。果たして真犯人は?
みたいな感じです。
最後の大雑把な展開は大体読めるものの、その細部は割と巧妙に隠されていて、私は結局細かいところは最後まで分かりませんでした。
また、ミステリーにありがちな、「なんであそこ〇〇にしないねん」という部分は、しっかり作中で触れてる(少し無理のあるものもありますが)ので、見終わった後にごちゃごちゃ文句を言う気はほぼ起きませんね。
展開も割と早いのでストレスもありませんし、登場人物に極端に不快な人はいません(劇中でそういう風に描写されてる人は除く)。
ただし、種明かしの部分の驚きはあまり大きくないので、そこまで期待してはダメですね。
総合的に見て、無駄なシーンの少ない、ストレスの少ない面白い作品だと思います。
あと、どこかで明石家さんまが出てくるので、今から見る人は探してみてください。
私はエンドロールで知りました。
それではネタバレなしの感想はここまで。
下からはネタバレありで感想を書いていくので、知ってもいいよって人だけ見てください。
それではまず、このストーリーの骨子の部分から考えていきます。
今回、ホテルにキムタクが潜入をはじめてから来たおかしな客は
・盲目を偽った老婆
・夫の浮気を暴こうとする妻
・キムタクへ恨みのある男
の3人ですね。
観客は、この3人のどれかが犯人なのかと、疑いながら観ます。
しかし、この3人は、殺害予告とは関係なく、自分の利害のために「嘘」をついていたことがわかります。
そして、話が進むにつれて、冒頭で描写されていた花嫁が狙われている流れになります。
この時点で観客は、あの3人の話は完結してしまっていると思い込みます。
しかし、そこで再び老婆が現れて、もう一つの「嘘」があったことが明らかになります。
老婆は序盤に、1つ目の「嘘」の種明かしをしたので、観客はまさかもう一つあるとは思わない、ということですね。
この隠し方は上手いと感じましたね。
一緒に見に行った人は、老婆が松たか子と気付いてたみたいです。が、特に不審に思わなかったそうで。そこまで気づいてたら、大体分かりそうなのに。。
さっきも言いましたが、ツッコミどころはあらかた劇中で触れてしまっている(言い訳されてる)ので、見終わった後に文句言う気になれないんですよね。
私は映画を見ることよりも、見た人とディスカッションするのが好きなので、その楽しみがしづらいのが残念です。
まあ長澤まさみ可愛かったのでチャラですけど。