3年B組の全てがフィクション
最近YouTubeで武田鉄矢の演技を、ちょこちょこ見てます。
武田鉄矢、演技うまいですねえ。
「刑事の現場」の演技が好きです。
ニコニコあたりにあると思います
金八先生の動画も見るのですが、そこでコメント欄を見ると
「こういう教師が今の日本に必要だ」
「こうやって解決できる先生がよかった」
という意見が、多数見受けられました。
この例に限らず、フィクション作品のキャラクターに対して、
現実の〇〇もこうあるべきだ
などと意見する人がいます。
しかし、これはあまりにも現実とフィクションを混同しすぎではないでしょうか。
たしかに、金八先生のような生徒想いの先生が、どんな難問も解決してくれるような先生が必要という意見は理解できます。
現実の教育現場での、教育力不足が嘆かれるようになって久しいです。
しかし、金八先生のような先生像もフィクションであり、もっと言えば、金八先生が直面している生徒や問題もフィクションです。
金八先生が解決するように、台本通りに、動く舞台装置の一つです。
金八先生はリアリティのある、現実の問題を題材にしたドラマです。
それが面白い。興味深い。
ここまでは、良いでしょう。
この金八先生の教育力を、現実の教師の教育力と比較するのは大きな間違いです。
現実の教育現場では、脚本通りに動きません。
どうにもならない問題は多くあります。
ドラマはキャラクターだけでなく、その周りもフィクションの存在で、予定調和の世界であることを理解できてない人が多いようです。
最近教育に関して書くことが多いですね。
私は教員免許取らなかったので、全く関係ないのに。