毎日を充実させる日記

何気なく過ごしていた毎日から、ネタを探し出し、文章化することで、文章力の向上を狙いとしたブログ。

M1グランプリ決勝感想

今年のM1グランプリが終わってしまいました。

また来年のM1のために生きていく日々が始まります。

 

今年のM1は決勝前から全く結果が予想できない、本命なき大会だったと思います。

どのコンビもハネそうで、どのコンビもスベりそう。コンビごとにワクワクできる良い大会でした。

では1組目から感想をつらつらと書いていきます。

 

○1組目インディアンス(敗者復活)

まさかの1組目に敗者復活枠が来ました。盛り上がりには欠けるかもしれませんが、個人的には一度負けてることを考えると、これが公平であるとは思います。

敗者復活前は、準決勝のネタや人気を考えるとぺこぱが固いと思っていました。しかし、いざ敗者復活戦を見てみると、準決勝とは違うネタを持ってきていました。ウケはいまいち。ネタとしてもあまり強いものには感じませんでした。そんな中でゆにばーす、インディアンスはよくウケていたので納得の結果でした(個人的に1番笑ったのは、ケツがライオンになってる時に流れた夕焼け小焼け)。ゆにばーすは準決勝よりも良いネタだったと思います。

どんな場所でもしっかりウケるインディアンスは、一番手にぴったりだったと思います。期待通り、トップにしては上々のウケ方。インディアンスらしいネタですが、きむの言い間違いをいじるネタは個人的にはあまり好きではありません。言い間違いをフォローしてる風で、実はしっかり台本だという事実に、私はどうしても冷めてしまいます。コントだと気にならないとは思うのですが、彼らのような人柄を出すような漫才では嘘っぽさを感じさせるのはマイナスのように感じます。2人ともキャラとして十分面白いし、言い間違い以外の部分も抜群に面白いと思います。

点数はトップバッターで様子を見られたんでしょうね。後半ならもう10〜20点は高かったと思うのですが。

 

○2組目東京ホテイソン

コンビ歴5年目で、今回最年少の彼ら。備中神楽風のツッコミで数年前から注目されていましたが、決勝進出の壁には何度もぶつかっていました。個人的には今年のネタがこれまでと比較して突出しているかというとそういうわけではないように感じました。決勝進出は本当にタイミングの問題だったのでしょう。

決勝で披露したネタは準決勝同様、「なぞなぞ」。作りとしてはシンプルなものですが、やはりたけるのツッコミで一気に勢いのあるネタに感じます。会場もよく受けていましたが、点数は伸びず。。決勝戦では最下位の点数でした。1番手のインディアンスが出来もよく、トップバッターにぴったりのネタだったこともあったのかもしれません。

巨人が審査コメントで、ボケのなぞなぞを客が考えて答えが出る前に展開が進むので、着いていきにくいと言っていました。これに関しては賛否あると思いますが、私も共感できる部分があります。もちろん、ネタの作り上客がなぞなぞを解く必要性は全くないです。何にも考えずに聞いてても、しっかり笑えるネタに仕上がってます。しかし、どうしてもなぞなぞを考えようと頭を動かす客はいてもおかしくありません。その場合そっちに頭を使ってる分、ネタの展開に置いていかれることもあることでしょう。本人たちが反省会で「回文のネタをすればよかったかもしれない」と分析していましたが、何も考えずに笑いに集中できるという点を考えると、その通りかもしれません。

まだまだ若い彼らですので、さらなる進化を遂げて帰ってくるでしょう。

 

○3組目ニューヨーク

去年決勝最下位からの、2年連続決勝進出のコンビ。去年は彼ららしい毒があまり見られないネタでしたが、今年はまさにニューヨークといった毒満載のネタでした。特に今年のネタは、嶋佐がめちゃくちゃなことをして屋敷が注意するという構造上、どれだけ際どいことをしても問題ありませんでした。そのため彼らの特有のブラックな部分をうまく散りばめられてました。

準決勝でも大受けのネタでしたが、途中の犬のウンコを食べた件りは、準決勝ではチョウチョを握り潰して募金箱にいれるというものでしたがら変更してました。本人たち曰く、準決勝で客が若干引いてたので変えたとのこと。私はめっちゃ笑ってましたが、言われてみればたしかにあの部分だけ少し客が引いてたような気もします。

また、準決勝では屋敷が「そういう軽犯罪みんなやってるけど、普通言わんねん」というようなことを言ってましたが、決勝では「みんなやってる」という部分は嶋佐に言わせてました。私も準決勝で見た時は炎上が心配になった部分でしたので、地上波に配慮したのでしょう。こんなことに気を遣わないといけないのもめんどくさい時代だなとも思いますが。。

他にもマイナーチェンジはいくつかありましたが、一つ気になった部分は、あれだけ無茶苦茶していた嶋佐がちゃんと投票や募金をしていたところ。準決勝では、NHKの受信料も払ってるという部分もありました。おそらくテレビ仕様だったのでしょうが、気になったのは変更ではなく削除だった点です。この代わりに何か別の善行を入れたわけではなかったので、悪いこととのバランスが悪くなったような気がします。善行と悪行を繰り返すあの部分は準決勝ではもっと受けていた印象でしたので、そのアンバランスさが少し影響したのかと個人的には勝手に思ってます。

とはいえ、今年のネタはもう少し出順が後半であればもっと点数が伸びてたと思うので、ニューヨークはこの路線で毒満載で突き進んで欲しいと思います。個人的には今大会トップ3に入るくらい好きなネタです。

 

 

とりあえず3組目まで書きました。

残りは年始休みが終わるまでには書きたいですが、多分書きません。