毎日を充実させる日記

何気なく過ごしていた毎日から、ネタを探し出し、文章化することで、文章力の向上を狙いとしたブログ。

新・センター試験

明日はセンター試験ですね。

私は個別指導塾でバイトしているので、明日は教え子に頑張ってほしいものです。

 

センター試験といえば、再来年から新しい形に移行されるようです。

そのこと自体は結構前から知っていましたが、実際何が変わるのかは詳しく知らなかったので、二億番煎じながら今回調べてみました。

 

変更点

再来年の変更にあたって、大きな特徴は2つ。

①国語、数学で記述式の導入

②民間の英語試験の採用

説明していきます。

 

①国語、数学で記述式の導入

国語と数学(数I)の試験では、従来のマーク式に加えて3問程度記述式の問題を追加するようです。

それに伴って80分から100分へ時間の延長があるそうな。

 

②民間の英語試験の採用

書く、読む、聞く、話す4要素を評価できるようにするために、民間の英語能力試験を採用するみたいです。

英検やTOEIC高3の4〜12月に受験すれば、それが英語の試験の代わりになるとのこと。

しかし、当面の間は共通テストでも英語の試験は残されて、どちらかを選択できるようになるようです。

まあ、チャンスがあるなら4月から数打ちゃ当たるで受ける方が良いですよね。。

 

以上が大きな変更点となっています。(他にも細かい変更は沢山あるみたいです)

意外と変更点少ないように感じましたね。

もっと大幅に変わるもんだと思ってました。

試験の回数が複数回に増える、みたいなのを聞いた気がしたのですが。。。

と思って調べたら

https://benesse.jp/kyouiku/201602/20160216-1.html

検討してたのを見送りにしてたみたいですね。。。シラナカッタ。。。

個人的に、自分が受けた時はプレッシャー半端なかったので、複数回に増えるのは賛成だったんですが。

 

 

これからの「知識」

センター試験自体は、意外と知識詰め込みでは解けない思考力の試される問題が多いので、現行にあまり不満はありません。

しかし、センター試験に限りませんが、今の教育では、今後の子供がつけるべき能力との乖離が生まれるような気がしています。

現状、学校教育では各教科で、いかに知識をつけて、応用するかに重点が置かれていると思います。

応用、思考の前には、必ずまず知識の詰め込みが存在します。

前提の知識がなければ、他の分野の知識とつなげたりするような応用はできませんから当然です。

しかし、この知識詰め込みの常識が近い将来崩れるのではないかと思っています。

 

突然ですが、30年前の人と今の人では、どちらの人の方が多くの知識を持っているでしょうか?

比較する人による?30年程度ではそこまで学力は変わらない?むしろゆとりでバカになってる?

 

私は、今の人の方が圧倒的に物知りだと思っています。

何故なら、過去の人は持っていなかった、スマートホンを持っているからです。

スマホはその人の能力じゃないじゃないか、という意見もあると思います。

それはスマホを人と切り離しているからです。

よく考えてみてください。

日常生活で何か分からないことがあったとします。

30年前では、それを調べるには図書館に行く、知ってる人に聞きに行くなど労力がかかっていました。

少なくともその場では答えは出ないでしょう。

今はスマホで、単なる知識であれば一瞬で調べることができます。

答えまでたどり着くプロセスが段違いに早くなりました。

なので、私は現代人の方が物知りだと思っています。

 

それでも納得しない人もいると思います。

それでは、未来的にスマホがより小さなデバイスになったら?

頭の中にチップのようにいれて、脳内でブラウジングをするような時代になれば?

もうそれはその人の能力のうちに入るのではないでしょうか?

スパイクの発達が、陸上競技の記録向上に一役買ったように、テクノロジーの発達が人間の知能の向上を起こす時代がくると思います。

相当先のように思われる人もいるでしょうが、私は思った程遠い未来ではないと思います。

そうなってしまえば、ネットや辞書に載っているような内容は、当たり前のように全ての人が知っているわけです。

そのウンチクネットで見たことある〜、というあるあるの比ではありません。

そこまでいかなくても、今以上に検索機能は発達し、より簡易に目的の知識にたどり着けることでしょう。

人間の知識の大幅な底上げとなります。

こうなれば、

インデックス型の知識構造へ人はシフトしていきます。(オリジナルの言葉です。流行らして)

 

インデックス型の知識構造

情報の授業で、エクセルの使い方を習っていた時の話です。

先生が関数について教えていた時に

 

「それぞれの関数の名前は覚えなくていい。エクセルで何ができるかだけ覚えておけば、あとはググれば出てくる」

 

と言っていました。

エクセルには無数の関数があり、全て網羅するのは難しいです。

しかし、大抵の場合は、Googleで「エクセル 〇〇」でやりたいことを調べたらすぐに関数が出てきます。

なので、何ができるかだけ覚えておけばよくて、関数名をわざわざ覚える必要はないということですね。

これがインデックス型の知識構造です。

これからは、細かな名前や数字を覚える必要がなくなるかもしれません。

ある物事の大雑把なことを、索引(インデックス)のように覚えておけば、あとは優秀な検索機能で詳しい内容は手に入ります。

このインデックス型の知識構造が主流になってしまえば、今の知識を詰め込む教育とズレが生じてきます。

知識を詰め込む必要が薄れて、その知識で何を生み出すのか、既存の知識から何を考察するのか、ということが重要になります。

今でも、初見の資料から読み取るような問題はちょこちょこありますが、そのような系統の「いかに知識を発展させるか」という応用力へのウエイトを高めなければならない時代が来るのではないかと妄想してます。

 

以上Fラン大学生からでした。