ツッコミ不在
新年度初の更新です。
月一回くらいは更新しようと思いまして書いております。
ドキュメンタルという番組をご存知でしょうか。
https://watch.amazon.co.jp/detail?asin=B01N44CSBV&territory=JP&ref_=share_ios_season&r=web
芸人10人を集めて、互いに笑わせ合う。と言う趣旨の番組です。
相手を笑わせつつ、自分は笑わってはいけないという、究極のにらめっこのようなものです。
アマゾンプライムビデオで配信されているので、地上波では放送できないような強めな下ネタも含まれています。
シーズン1の頃は認知度はあまり高くありませんでしたが、今はアマゾンプライムビデオの目玉コンテンツになっていますね。
4/26からシーズン7が配信のようで今から楽しみです。
私も非常にこのシリーズは好きなのですが、最近メキシコ版ドキュメンタルなるものが配信されました。
https://watch.amazon.co.jp/detail?asin=B07Q8F5S7D&territory=JP&ref_=share_ios_season&r=web
こちらも日本のものとほぼ同じルールで実施されています。
興味があったので半分ほど見てみました。
その中で一つ日本のお笑いとの大きな差を感じました。
それはツッコミの不在です。
日本版のドキュメンタルでは誰かがボケれば、それに対して大なり小なりツッコミが入ります。
しかし、メキシコ版では、ボケに対してはリアクションのみであり、誰もツッコミをいれません。
これは笑いの文化の違いのようです。
おそらく海外には、ボケに対して訂正や指摘を入れることで笑いをとるというフォーマットがほぼ存在していないようです。
たしかに、海外のコメディアンはコンビやトリオよりも、ピンが圧倒的に多いようです。
それは、ツッコミというお笑い文化がないため、ボケオンリーで事足りるということなのでしょう。
そこで一つ疑問に思いました。
たとえば、我々はピン芸人の漫談やあえてボケを訂正しないようなツッコミ(例:まんじゅう大帝国やDr.ハインリッヒ)のネタを見た時、ボケに対して心の中で「なんでやねん!」とツッコミをいれる方が多いと思います。
普段ツッコミがやっていることを、セルフで脳内で行うわけですね。
それでは、そもそもツッコミの文化がない人たちは、同じ状況の時に脳内ツッコミは存在しているのでしょうか。
おそらく、日本人ほど顕著な脳内ツッコミは確認できないでしょう。
この点では、日本人はツッコミ不在の場合にも、各々の脳内にツッコミを出現させている特殊な民族ということになります。
このことを考えても、日本のお笑いはガラパゴス的に、かなり進んでいる(特殊な進化?)ように思います。
p.s. M-12002の解析はダラダラやっています。。。